会長・社長・CEOと代表取締役の違い

株式会社の基礎知識
投稿日:2024.07.18
会長とは?社長や代表取締役との違いを解説

「この記事を読むのに必要な時間は約3分です」


「取締役会長って会長は同じ?」「社長と代表取締役は何が違う?」「社長と会長はどちらが上?」
このように会社で使う役職名のことで、悩んでしまうことは多いのではないでしょうか?

本記事では、社長・会長・CEOなどの役職名および、代表権の有無による違いなどについて解説します。

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代表取締役社長と代表取締役会長の違い

社長と会長という名前は、よく耳にすると思います。
「社長」や「会長」「CEO」という呼称自体は、各企業内で独自に決められたものであって会社法によって定められた肩書ではありません。

では、どちらが偉いのでしょうか。

代表取締役会長の場合は、代表取締役社長などと同等またはそれ以上の立場となることもあります。
取締役会長=代表取締役の相談役や顧問など名誉職的な立場になることが多いです

Q)取締役会長と代表取締役社長どちらの序列が上か?
A)代表取締役社長

Q)代表取締役会長と取締役社長どちらの序列が上か?
A)代表取締役会長

Q)代表取締役会長と代表取締役社長どちらの序列が上か?
A)代表取締役会長

結論として、どちらの序列が上かは、「代表権」をもっているかいないかで変わります。代表権はその会社を代表する権限のことで、重要な決定や契約締結などを決定できます。代表権を持っていればより権限が強くなりますので、法律上は序列が上となります。
会長と社長、両方が「代表取締役」であれば法律上の権限は同じです。ただし、過去の実績や年齢などを総合して、社内的な序列としては会長が上となるケースは多いです。

一般的には、代表権を持っている場合は、企業の代表として外部への窓口として活動し、持っていない取締役などは、内部の管理や監督に専念するような棲み分けがなされています。

社長と代表取締役の違い

それでは、社長と代表取締役は何が違うのでしょうか?

代表取締役と社長を別にしている会社もありますが、多くの会社では代表取締役と社長は兼務されており、代表取締役社長が会社を代表することが一般的です。

しかし、社長という役職自体には法的な効果はありません。たんなる社長や取締役社長の場合は、更なる上位者である代表取締役の下の立場ということになります。

社長=法的効果なし(役割や序列は会社ごとで異なる)
代表取締役=会社法で規定された株式会社の代表

ちなみにCEOとは最高経営責任者という意味で、会長や社長と同じく役割や序列の上下は会社ごとで異なります。ただし代表取締役社長や代表取締役が名乗ることが一般的で、代表取締役社長CEO、代表取締役CEO、CEOなどと称します。

Q)社長 or 会長と代表取締役どちらの序列が上か?
A)代表取締役

Q)代表取締役社長と代表取締役 or 代表取締役CEOどちらの序列が上か?
A)代表取締役同士なので、役割や序列は会社ごとで異なる

Q)社長とCEOどちらの序列が上か??
A)役割や序列は会社ごとで異なる

Q)代表取締役専務と取締役社長どちらの序列が上か?
A)代表取締役専務(あまり見かけないパターンですが)

そもそも取締役会長・会長とは?

それでは取締役会長には、どのような役割や意味合いがあるのでしょうか?

代表取締役社長が引退後に、新しい代表取締役社長などの相談役や顧問として就くことが多く、名誉職的な立場となることもあります。完全な名誉職の場合は、取締役すらつかない、たんなる会長となることもあります。

ただし、「取締役」がつかない会長といえども、他の役職以上に会社ごとで役割や意味合いが異なることがありますので注意が必要です。たとえば、過去に多大な貢献をしてきたり、取締役会から相談相手として頼りにされている場合です。これら社内力学を把握することも重要です。

株式会社の代表は代表取締役だけ

役職はそれぞれの会社が組織の実態や商習慣などにもとづいて定めており、会社内での役割や地位の序列など分かりにくいことがあります。
しかし会社のルールを定めた会社法では、いたってシンプルに決められています。

1)会社法における株式会社の代表

会社のルールなどについて定めた法律に会社法があり、そこでは株式会社の代表は代表取締役とされています。そして代表取締役がいない場合は、各取締役が代表となります。

つまり法律上、株式会社で一番地位が高いのは、代表取締役ということになります。
会社法で規定された株式会社の代表=代表取締役または取締役

会長や社長などその他の役職に、法的な効果はありません。
会長・社長などの役職=法的効果なし(役割や序列は会社ごとで異なる)

2)代表取締役は2人以上のこともある

ただし代表取締役の人数には制限がなく、大きな会社では2人以上いることもめずらしくありません。その場合、代表取締役会長と代表取締役社長などが同時にいることになり、どちらの序列が上かは、会社ごとで異なることがあります。

代表取締役同士や取締役同士など、同じ立場の人が2人以上いるときは、役割や序列の上下などを会社ごとで定めることになります。

Q)代表取締役会長と代表取締役社長どちらの序列が上か??
A)代表取締役同士なので、役割や序列は会社ごとで異なる

専務、常務、取締役などを含めた序列

まずは一般的に考えられている役職の序列を、簡単におさらいします。代表取締役社長をトップに、専務取締役・常務取締役・取締役と続きます。

CEOは代表取締役社長や代表取締役が名乗ることが多く、代表取締役会長が名乗ることもあります。

会長は社長引退後の名誉職として扱われることがあれば、会社の代表となることもあります。呼び方も会長・取締役会長・代表取締役会長・代表取締役社長兼会長などさまざまです。会長が存在しないこともあります。

  • 代表取締役社長(代表取締役社長CEO・代表取締役CEO・CEOなど)
  • 専務取締役
  • 常務取締役
  • 取締役
  • 役職者(主任、係長、課長、次長、部長、本部長など)
  • 一般社員

まとめ

取締役会長・社長・代表取締役・CEOなど、会社にはいろいろな役職がありますが、法律の規定はとてもシンプルです。
会社などについて規定している会社法を理解すれば、株式会社の役職について悩むこともなくなるでしょう。

●会社法で規定された株式会社の代表は、取締役と代表取締役だけ
⇒それ以外の会長・社長・CEOなどの役職には法的定めなし

●代表取締役は2人以上いることがある
⇒大きな会社では2人以上いることもめずらしくない
⇒代表取締役会長・代表取締役社長・代表取締役など
⇒それぞれの役割や序列は会社ごとで異なる

●取締役会長は、代表取締役の相談役や顧問または名誉職的な立場であることが多い
⇒役割や序列は会社ごとで異なる
⇒会長は存在しないこともある
⇒代表取締役会長は、代表取締役社長と同等またはそれ以上の立場となることもある

●社長と代表取締役を兼務する代表取締役社長が一般的
⇒CEOは代表取締役・代表取締役社長が名乗るのが一般的
⇒CEOの役割や序列は会社ごとで異なる

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執筆者

執筆者:GVA 法人登記 編集部(GVA TECH株式会社)/ 監修:GVA 法律事務所 コーポレートチーム

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