【会長とは?】社長や代表取締役との違いを解説

株式会社の基礎知識
投稿日:2024.02.01
取締役会長とは?社長や代表取締役との違いを解説

この記事では会長・取締役会長について解説しています。

「取締役会長って会長とはちがうの?」「社長と代表取締役って何がちがうの?」
このように会社で使う役職名のことで、悩んでしまうことは多いのではないでしょうか?

会社内の役職は会社における役割をわかりやすく表すためにつけられていますが、法律で定められているわけではありません。会社ごとに自由に定めることができ、同じ役職名でも仕事内容・役割や意味合いが異なることもあります。

一方、会社のルールなどを定めた会社法では、株式会社を代表するのは代表取締役や取締役とされています。

本コラムでは、取締役会長・社長・代表取締役の違いなどについて具体例をあげて解説します。役職の意味合いや、地位の序列などの法律に基づいた正しい知識を身につけ、経営に活かしていきましょう。

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株式会社の代表は代表取締役だけ

役職はそれぞれの会社が組織の実態や商習慣などにもとづいて定めており、会社内での役割や地位の序列など分かりにくいことがあります。

しかし会社のルールを定めた会社法では、いたってシンプルに決められています。

1)会社法における株式会社の代表

会社のルールなどについて定めた法律に会社法があり、そこでは株式会社の代表は代表取締役とされています。そして代表取締役がいない場合は、各取締役が代表となります。

つまり法律上、株式会社で一番地位が高いのは、代表取締役ということになります。
会社法で規定された株式会社の代表=代表取締役または取締役

会長や社長などその他の役職に、法的な効果はありません。
会長・社長などの役職=法的効果なし(役割や序列は会社ごとで異なる)

2)代表取締役は2人以上のことがある

ただし代表取締役の人数には制限がなく、大きな会社では2人以上いることもめずらしくありません。その場合、代表取締役会長と代表取締役社長などが同時にいることになり、どちらの序列が上かは、会社ごとで異なることがあります。

代表取締役同士や取締役同士など、同じ立場の人が2人以上いるときは、役割や序列の上下などを会社ごとで定めることになります。

Q)代表取締役会長と代表取締役社長どちらの序列が上か??
A)代表取締役同士なので、役割や序列は会社ごとで異なる

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取締役会長・社長・代表取締役など、一般的な会社での地位の序列は?

まずは一般的に考えられている役職の序列を、簡単におさらいします。代表取締役社長をトップに、専務取締役・常務取締役・取締役と続きます。

CEOは代表取締役社長や代表取締役が名乗ることが多く、代表取締役会長が名乗ることもあります。

会長は社長引退後の名誉職として扱われることがあれば、会社の代表となることもあります。呼び方も会長・取締役会長・代表取締役会長・代表取締役社長兼会長などさまざまです。会長が存在しないこともあります。

  • 代表取締役社長(代表取締役社長CEO・代表取締役CEO・CEOなど)
  • 専務取締役
  • 常務取締役
  • 取締役
  • 役職者(主任、係長、課長、次長、部長、本部長など)
  • 一般社員


取締役会長とは?

それでは取締役会長には、どのような役割や意味合いがあるのでしょうか?

代表取締役社長が引退後に、新しい代表取締役社長などの相談役や顧問として就くことが多く、名誉職的な立場となることもあります。完全な名誉職の場合は、たんなる会長となることもあります。

ただし取締役会長は、他の役職以上に会社ごとで役割や意味合いが異なることがありますので注意が必要です。


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代表取締役社長と代表取締役会長の違い

社長と会長という名前は、よく耳にすると思います。
「社長」や「会長」は、各企業内で独自に決められたものであって会社法によって定められた肩書ではありません。

では、どちらが偉いのでしょうか。

代表取締役会長の場合は、代表取締役社長などと同等またはそれ以上の立場となることもあります。
取締役会長=代表取締役の相談役や顧問など名誉職的な立場になることが多い

Q)取締役会長と代表取締役社長どちらの序列が上か??
A)代表取締役社長

Q)代表取締役会長と取締役社長どちらの序列が上か??
A)代表取締役会長

結論として、どちらが偉いかは、「代表権」をもっているかいないかで変わります。
また、代表権を持っている場合は、企業の代表として外部への窓口として活動できますが、持っていない場合は、内部の管理や監督に専念します。

社長と代表取締役の違い

それでは、社長と代表取締役は何が違うのでしょうか?

代表取締役と社長を別にしている会社もありますが、多くの会社では代表取締役と社長は兼務されており、代表取締役社長が会社を代表することが一般的です。

しかし、社長という役職自体には法的な効果はありません。たんなる社長や取締役社長の場合は、更なる上位者である代表取締役の下の立場ということになります。

社長=法的効果なし(役割や序列は会社ごとで異なる)
代表取締役=会社法で規定された株式会社の代表

ちなみにCEOとは最高経営責任者という意味で、会長や社長と同じく役割や序列の上下は会社ごとで異なります。ただし代表取締役社長や代表取締役が名乗ることが一般的で、代表取締役社長CEO、代表取締役CEO、CEOなどと称します。

Q)社長or会長と代表取締役どちらの序列が上か??
A)代表取締役

Q)代表取締役社長と代表取締役or代表取締役CEOどちらの序列が上か??
A)代表取締役同士なので、役割や序列は会社ごとで異なる

Q)社長とCEOどちらの序列が上か??
A)役割や序列は会社ごとで異なる

まとめ

取締役会長・社長・代表取締役・CEOなど、会社にはいろいろな役職がありますが、法律の規定はとてもシンプルです。

会社などについて規定している会社法を理解すれば、株式会社の役職について悩むこともなくなるでしょう。

それでは、本コラムのまとめです。

●会社法で規定された株式会社の代表は、取締役と代表取締役だけ
⇒それ以外の会長・社長・CEOなどの役職には法的定めなし

●代表取締役は2人以上いることがある
⇒大きな会社では2人以上いることもめずらしくない
⇒代表取締役会長・代表取締役社長・代表取締役など
⇒それぞれの役割や序列は会社ごとで異なる

●取締役会長は、代表取締役の相談役や顧問または名誉職的な立場であることが多い
⇒役割や序列は会社ごとで異なる
⇒会長は存在しないこともある
⇒代表取締役会長は、代表取締役社長と同等またはそれ以上の立場となることもある

●社長と代表取締役を兼務する代表取締役社長が一般的
⇒CEOは代表取締役・代表取締役社長が名乗るのが一般的
⇒CEOの役割や序列は会社ごとで異なる

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執筆者:GVA 法人登記 編集部(GVA TECH株式会社)/ 監修:GVA 法律事務所 コーポレートチーム

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