はじめに
この記事にたどり着いた方の中には、自社の商号変更(社名変更)を検討されている方や商号変更(社名変更)についてお調べの方がいることと思います。商号変更(社名変更)が会社に与える影響は大きく、社名の変更一つで業績が上がることもありますし、逆に下がってしまう可能性もあります。この記事では、集客や業績アップを意識した商号変更(社名変更)の際に、考慮すべきことを書きたいと思います。
商号変更の必要性を明確にする
まず初めに、商号変更を検討する場合は「何の目的で商号変更をするのか」を明確にしましょう。商号変更に踏み切る多くの理由は、「会社のイメージアップ」「社名の覚えやすさ」「社名とブランド名の統一化」などが挙げられますが、中には「カッコいい名前にしたい」「アルファベットでスタイリッシュに」など自己満足的なあやふやな理由で商号変更を考えてる方もいることでしょう。その様な安易な考えで社名を変更すると、思わぬ業績悪化につながってしまう可能性がありますので注意が必要です。
商号変更(社名変更)による会社への影響を考える
商号変更(社名変更)を決断する前に、社名を変更することによる会社への影響を考えましょう。社名を変更することにより会社のイメージダウンや業績悪化になってしまっては逆効果ですので、「会社のイメージや業績が上がる社名」を考えることが重要になります。
引越し会社の社名の有名な話
インターネットが普及していなかった頃、引越しをしたい人が引越し会社を調べる際に電話帳が使われていました。今は以前よりは減りましたが、インターネットを利用せずに電話帳を使って調べる人がいます。
電話帳は業種ごとに分けて社名と電話番号が載っていて、目的ごとに整理されて見つけやすくなっています。では、同じ業種の場合、会社の掲載順はどうなっているのでしょうか?電話帳を見たことのある方はお分かりだと思いますが「あいうえお順」で掲載されています。
通常、電話帳でお店や会社を調べる場合は、まずは自分が探そうとしている業種のページを調べます。目的のページが見つかると、次はどの会社に電話をしようか調べ始めるのですが、会社を選ぶ際に殆どの方は「先頭から」調べ始めます。ということは「あいうえお順で先頭に載っている会社が有利」ということになります。
では引越し会社の話に戻りますが、有名な引越し会社をいくつか挙げてみましょう。
- アート引越センター
- アーク引越センター
- アリさんマークの引越社
- アップル引越センター
お分かりの通り、電話帳の引越し会社欄の「一番最初に記載」されるよう、掲載順争奪戦になっています。中にはこんな社名も。
- アーアーアーアンシン引越サービス
- アーアーアイ引越サービスセンター
- アーア引越センター
ここまでくると大したものだなと思いますが、決して適当に社名をつけている訳ではなく、「集客」を意識した戦略に基く社名となっています。
今でもこのような名前を付ける引越し会社があるということは、インターネットが普及した現在でも電話帳からの集客があるということでしょう。
話が脱線してしまいましたが、要するに商号変更をする際には「集客できる社名」にすることが重要になります。これから社名変更を検討する方は、集客できる社名を判断材料の一つにいれておくといいでしょう。
今の集客はインターネットが主流
先程は電話帳での集客のお話をしましたが、今の情報収集の主な手段は、インターネットです。ということは「集客」を重要視する場合、「インターネット検索されやすい社名」を考えることが重要になります。
最近前職の上司から、「独立して新しい会社を作ろうと思うので社名の相談をしたい」と連絡がありました。「社名はインターネットで検索されることが重要」と理解している前職の上司は「インターネットの検索で引っ掛かるような社名」を求めて、前職でwebマーケティングを担当していた私に相談をしてきました。
そのときに、「一応考えた社名があるので見てくれ」と社名の一覧を渡されました。その一覧を見た私は驚愕しました…。前職の上司はインターネットからの集客が大事だと理解しておきながら、私に渡した社名一覧は「〇〇未来研究室」「〇〇ラボ」のような、絶対に集客できない自分がカッコよさを求めて考えた社名の一覧だったのです。
当然私は、「こんな社名じゃ集客できないですよ。自社のサービスをお客様が検索する際のワードを考慮しないとダメです。」と伝えました。
インターネットからの集客を重要視するなら
先程お話したように、web集客は現代の企業にとって無視できません。もちろんインターネット以外からの集客がメインになる業種もありますが、どんな業種でもお客様がインターネットを利用して調べることは間違いありません。これから商号変更を検討している方は、「インターネットからの集客」を判断材料の一つにに入れておくと良いでしょう。
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まとめ
今回の記事では集客や業績アップを意識した商号変更の際に意識すべきことを書きました。社名一つで会社の業績は100倍にもなり得ますし、1/100になってしまう可能性もあります。社名は会社にとってとても重要な要素となりますので、色々と試行錯誤しながら考えると良いでしょう。最後までお読み頂きありがとうございました。