会社の社名を変更するには大きく分けて2つのステップが必要です。
- 定款に記載されている社名を変更するための株主総会での決議
- 決議した内容を登記申請し、登記簿上の社名を変更する
これらプロセスを一般的には「社名変更」と呼ぶことが多いですが、法律上は「商号変更」といいます。この商号変更は、「社名を変えよう」と決めるだけでなく登記簿上の社名変更が反映されることで完了します。
この中で意外に手間や費用がかかるのが「登記申請」です。
本記事では、商号変更のなかでも重要な登記申請について、司法書士に依頼する場合の報酬について解説します。
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法人変更登記申請の書類作成方法
まずはじめに、法人登記の書類作成方法を解説します。書類作成には「GVA 法人登記」の利用など主に4つの方法があります。それぞれメリット・デメリットがありますので、自分に向いている申請方法をご確認ください。
①法務局の申請書テンプレートを利用
法務局で公開されている無料のテンプレートを利用して、自分で書類作成から申請までをおこなう方法です。費用がかからないメリットがある半面、専門的な登記知識を必要とします。一か所でも間違えると補正が入りますので、利用の際は注意が必要です。
②オンラインサービスの「GVA 法人登記」を利用
オンラインで必要書類が自動作成できるサービスです。登記知識を必要とせず、画面の案内に従うだけで書類が作成できます。最短7分・費用5,000円~と、時間と費用を極力抑えて効率よく登記申請したい方におススメです。
③オンラインサービスの「freee登記」を利用
会計ソフトでおなじみのフリーのサービス。フリー会社設立から一気通貫で法人の変更登記手続きができます。UIもわかりやすく、登記の知識がない人でも画面の指示に従うだけで簡単に必要書類が作成できます。費用を抑え、効率よく手続きをしたい方におススメ。
④法務局のオンラインサービス「かんたん登記・供託申請」を利用
法務局のオンラインサービスを利用する方法です。オンラインで書類の作成から申請までできるメリットがありますが、ソフトウェアのインストールや電子証明書の事前準備が必要です。また、UIが複雑なため、初心者の方には難易度の高い方法です。
⑤司法書士に依頼
登記知識がなくても相談しながら勧められる、丸投げできるなどのメリットがあります。ただし、安くはない手数料(専門家報酬)の支払いが必要なので、費用を抑えたい方にはおすすめしません。また、依頼先の選定や複数のやりとりなど、時間的な手間が多少かかります。
それぞれの方法を表にまとめましたのでご確認ください。
比較 | ①法務局テンプレート | ②GVA法人登記 | ③freee登記 | ④かんたん登記・供託申請 | ⑤司法書士に依頼 |
|---|
手続き | 自分で | 自分で | 自分で | 自分で | プロにお任せ |
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難易度 | 非常に高い | 低い | 低い | 非常に高い | 非常に低い |
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手間 | 専門知識が必要 | 画面に従うだけで簡単 | 画面に従うだけで簡単 | 操作が難しい | 丸投げできる |
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所要時間目安 | 数日以上 | 最短7分~ | 最短7分~ | 自身の登記知識による | やりとりが必要 |
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費用の目安 | 0円 | 5,000円~ | 5,000円~ | 0円 | 数万円〜 |
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特徴 | 法務局提供なので確実 | 安くてUIが分かりやすい | 安くてUIが分かりやすい | UIがわかりにくい | 費用は高いが相談できる |
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商号変更の登記申請にかかる費用・料金の内訳
まず、商号変更の登記を申請する際にかかる費用の内訳は以下のようになっています。
①司法書士への報酬
登記申請するために必要な申請書類の作成や、株主総会議事録など添付書類の準備を司法書士に依頼するための費用です。
自分で調べて書類を作成したり、ネット上で書類作成を支援するサービスもあります。これらの方法では手間がかかったりWebサイトでの入力が必要な分、司法書士に依頼するよりは安価になります。
②申請に必要な登録免許税(3万円)
登録免許税は登記申請において必ずかかる税金です。
登記の種類や資本金の額によって金額が異なる場合もありますが、商号変更登記の場合は会社の規模に関わらず、一律で3万円となります。
なお、登録免許税は申請書類の作成方法・申請方法に関わらず必ず発生します。司法書士に依頼しても、自分で書類を作成しても同じ3万円です。
③法務局に申請するためにかかる郵送費や交通費:数百円
ほとんど無視できるくらいの金額ですが、郵送費や交通費も必要です。法務局から遠ければ意外に高くなる場合もあります。依頼する司法書士によっては郵送費などは報酬に含まれている場合もありますが、念のため確認しておきましょう。
以上を合計すると、総額で数万円程度はかかると理解しておきましょう。
商号変更登記を司法書士に依頼する場合の報酬額
では、商号変更登記の申請を司法書士に依頼する場合、いくらの報酬がかかるのでしょうか?
これは一律に決まっているわけではなく、司法書士ごとに金額が異なります。
日本司法書士会連合会のWebサイトに、司法書士へのアンケートをもとに報酬額が紹介されています。商号変更自体の報酬額は掲載されていませんが、参考として役員変更の登記では以下のようになっています。

出典:報酬アンケート結果(2018年(平成30年)1月実施)
実際にいくつかの司法書士事務所のWebサイトで調べてみても2〜3万円程度となることが多いようです。
登録免許税や諸費用を合計すると、商号変更の登記申請を司法書士に依頼する際の総額としては6万円前後となることが多いようです。
※登録免許税は司法書士に依頼しない場合でも登記を申請すれば必ず発生します。
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執筆者:GVA 法人登記 編集部(GVA TECH株式会社)/ 監修:GVA 法律事務所 コーポレートチーム
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