本店移転や役員変更など、会社において何らかの変更が発生する場合、その変更する内容によっては変更登記の申請が必要となります。
この登記申請は、頻度が高くないのと、事業運営そのものとは関係が薄いためノウハウが蓄積されにくいという特徴があります。(だからこそ、代行できる専門家がいるわけです)
従来であれば
- 司法書士など専門家に依頼する
- 経営者自身もしくは社員が手続きをする
この2つがおもな選択肢でした。
これらに加えて近年新しい方法として登場したのが「Webサービスを活用してオンラインで登記申請書類を作成する」という方法です。本記事ではこの方法について、従来の方法と比較したメリット・デメリットについて解説します。
Webサービスによる登記申請書類の作成とは?
通常、自分で登記申請書類を作成するには、以下のようなステップが必要です。
- 自分が申請する登記における申請書類の書き方や必要な添付書類を確認する
- 申請書類に必要事項を記載する
- 必要な添付書類を揃える
- 書類に押印や収入印紙を貼付し、法務局に提出する
このように書くと一般的な申込書のように書類に記入すれば良いように感じますが、申請する登記によって書類の書き方や必要な添付書類が異なるのがポイントです。
例えば本店移転と役員変更では、申請する内容はもちろん、用意する書類も異なります。それぞれの登記を単独で申請することもあれば、同時で申請することもあり、適切な申請をするのは専門家でなければ難しい作業です。
このような課題を解決するために、会社変更登記の支援に特化したWebサービスがあります。
難易度の高い書類の準備を、Webサイトから最低限の情報を入力するだけで自動化できるのが最大の特徴で、専門家に依頼したり自力で書類作成する上でハードルだった課題を解決できるようになっています。
本記事を運営している「GVA 法人登記」もそれらサービスの一つです。
なお、日本国内に同様のサービスはいくつかあります。各サービスの紹介やサービス比較については以下の記事もご覧ください。
関連記事:オンラインの商業登記申請支援サービス3つを比較。料金や機能から自分にあったサービスを見つけて効率化しましょう
Webサービスによる登記申請書類作成のメリットとデメリット
メリット
- 司法書士など専門家に依頼する報酬より安価に申請できる場合がある
- 夜中や週末でもサービス提供サイトの利用が可能
- 依頼する専門家の見積もりをとったり、打ち合わせる時間が不要
- 郵送や収入印紙購入などオプションサービスが充実しており、ニーズと費用に合わせた選択肢が豊富
- 申請する登記種類によっては10分前後の作業時間で書類作成できる
デメリット
- 申請する登記が対応しているか自分で確認する必要がある
- Webサイトから入力する内容が書類に反映されるため、正確な申請内容を準備する必要がある
- わからないことを相談しながら進めることができない
登記申請に特化したWebサービスでは対応できる登記種類が限られていることがほとんどです。その登記に該当すれば、費用や手間、かかる時間においてメリットを得られる可能性は高くなるといえます。
反面「そもそもどうしたらいいかわからないので相談したい」「間違えたくないので自分でやるのが不安」という場合は専門家に相談するのがよいでしょう。
Webサービスを活用した登記申請書類作成が向いている方
Webサービスを活用した登記書類作成はメリット・デメリットがはっきりしており、向き不向きが明確だといえます。
向いている方としては以下があげられます
- 作業の効率を上げたいという意欲があり、そのための労力は惜しまない方
- 生産性の上がるサービスに興味があり、積極的に取り入れたい方
- 申請する登記の書類が決まっており、相談する必要もない方
- 少しでも費用を節約したい方
- 日中の時間を見積もり依頼や打ち合わせに使いたくない方
上記にあてまはる方であればWebサービスの活用はおすすめできるといえます。
もちろん、登記する内容によっては専門家に相談すべき場合もありますので、登記申請する内容を確認した上で選択しましょう。
GVA 法人登記なら、会社変更登記に必要な書類を自動作成、郵送で申請できます
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印刷して押印や収入印紙を貼れば、法務局に行かずに郵送で申請できます。
- 本店移転や役員変更など10種の申請に対応。複数種類の組み合わせも可能
- 変更登記書類が※10,000円(税別)から作成できる
- 登記反映後の登記簿謄本の取得郵送や収入印紙など多彩なオプション
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執筆者:GVA 法人登記 編集部(GVA TECH株式会社)/ 監修:GVA 法律事務所 コーポレートチーム
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