何やら聞き慣れない「権利義務取締役(けんりぎむとりしまりやく)」という単語。
権利義務取締役(役員)とは、取締役や監査役などの役員を任期満了で退任または辞任した後も役員としての権利を持ち続け、義務を負う人のことをいいます。
通常、役員を辞任もしくは退任する場合、在任する役員や後任の役員等により、必要な役員の定数が維持できますが、これがなんらかの理由で欠けてしまった場合に発生する役割です。
本記事では「権利義務取締役」について、その定義からどんなケースで発生するかまでを解説します。
自分で変更登記をするなら司法書士監修のGVA 法人登記が便利です
必要情報をフォームに入力するだけでかんたん書類作成
費用と時間を抑えて変更登記申請したい方におススメです
【各リンクからお進みください】
①会員登録前に利用方法を確認できる無料体験実施中
②GVA 法人登記の料金案内(専門家に依頼する場合と比較できます)
③オンラインサービスを利用して登記手続きを検討されている方はこちら
権利義務取締役(役員)とは?
会社の取締役や監査役などの役員には必ず任期が設定されています。通常では2年(監査役は4年)ですが、定款で任期を定めている会社もあります。
任期が満了すると改選の手続きを行い、退任や重任、新任といった手続きを経て、定めた定数内の役員数を維持されるように運用されます。
しかし、何らかの理由で定数を下回ってしまった場合、その直前に取締役だった人は定数が欠けている間は取締役としての権利を持ち義務を負うことが法律で定められています。
つまり、本人は役員でなくなったつもりなのに自分の代わりが決まるまでは続けなくてはならないということです。
このような理由により役員である状態を「権利義務取締役」といいます。
これは、突然会社の経営陣がいなくなることで会社が機能しなくなってしまうことを防ぐために法律で定められた地位なのです。
権利義務取締役(役員)はどんなときに発生するのでしょうか?
もっとも多いのは手続き上のミスによるものです。
取締役の任期が決まっていても、いつ就任したかにより任期満了のタイミングは異なります。
そのため、意図せずに任期が切れてしまっているというケースです。もし、任期満了とともに別の人物の就任を予定していれば気づきやすくなりますが、変更を予定していない場合、任期が切れていることに長期間気づかないという可能性もあります。
この場合、取締役本人も自分が取締役であるという自覚を持ったままでいる可能性もありますが、法律上は権利義務取締役に該当します。
権利義務取締役が発生してしまったらどうすればいいですか?
法定の取締役の員数を満たせるように取締役を選任します。
これまで取締役でなかった人でもいいですし、任期満了となってしまった人の再任でも問題ありません。
取締役の選任には株主総会での決議が必要なので、必然的に株主総会の招集、開催、議事録作成といった作業も必要になります。
ただし、この時点で取締役選任懈怠になりますので、過料の対象になってしまう可能性があることに注意してください。
選任後は、就任の手続き(就任承諾書の受領など)を行い、最後に取締役の就任を登記申請します。
すでに懈怠になってしまっているので、手続きはなるべく早く行いましょう。
特に登記申請は書類の修正が必要になったり、登記簿への反映に時間がかかる場合がありますので、ネット上で登記申請書や添付書類を自動作成できるサービスの利用もおすすめです。GVA 法人登記なら、自動で現在の登記内容を反映できますので、変更点を入力すればたった最短15分で登記申請に必要な書類がそろいます。
【最短7分5000円~】法人の変更登記の必要書類をカンタン作成できます
法人の変更登記は、手続きごとに必要書類が異なるため、どの申請に何の書類が必要なのかを探すだけでも多くの時間が取られてしまいます。GVA 法人登記なら、変更情報を入力するだけで最短7分・5000円から、オンラインで変更登記に必要な書類の作成ができます。
GVA 法人登記は、株式、合同、有限会社の役員変更や本店移転登記など、10種類以上の変更登記に対応しており、複数の書類作成も可能です。
GVA 法人登記が対応している登記種類
・本店移転(管轄内移転・管轄外移転)
・役員変更(新任、辞任、重任、退任)
・役員の住所変更
・募集株式の発行
・商号変更
・目的変更
・株式分割
・剰余金等の資本組入れ
・ストックオプション
各登記種類の料金は、以下で説明しています。
\ 最短7分5000円~必要書類を作成 /
ステップに沿って入力するだけで必要書類の作成ができます
登記書類を作成する為には、現在の登記情報を確認し正確に入力する必要があります。
本来であれば、法務局にて有料で書類を取得し確認する必要がありますが、GVA 法人登記の、「登記情報自動反映サービス」をご利用いただきますと、システム内で現在の登記情報を無料で取得し、会社基本情報が書類作成画面に自動反映されます。登記知識のない方でもステップに沿って変更情報を入力するだけで簡単に登記書類の作成ができます。
GVA 法人登記で作成できる変更登記書類(例)
・登記申請書
・株主総会議事録
・株主リスト
・印鑑届出書
・就任承諾書(役員就任・重任)
・辞任届(役員辞任)
・準備金・剰余金の額に関する証明書(剰余金の資本組み入れ)
・総社員の同意書(合同会社)
・業務執行社員の同意書(合同会社)
さらにGVA 法人登記で登記書類を作成していただいた方全員に「登記申請手続きマニュアル」をお渡ししております。作成した登記書類の製版方法や、押印する場所についてすべてまとめておりますので、流れの通りに進めるだけで手続きを終えることができます。
オプションのかんたん郵送パックを利用すれば、書類作成後、押印し郵送するだけで登記申請ができるため、法務局に行かずに登記申請が可能です。仕事が忙しく法務局に行く時間がない方や、効率的に手続きを進めたい方におすすめです。
【期間限定】1,000円OFFクーポン配布中!
クーポン利用手順
①GVA 法人登記の会員登録(無料)
②購入前のクーポンコード入力画面で【 Ug3JNAS7sB 】を入力
\Webでカンタン自分で変更登記/
おわりに
権利義務取締役(役員)は役員任期管理上の理由で発生することがほとんどです。
後で気づいて慌てたり、高額な過料を課せられることのないよう余裕のある確実な準備を行っていただければ幸いです。
執筆者:GVA 法人登記 編集部(GVA TECH株式会社)/ 監修:GVA 法律事務所 コーポレートチーム
本Webサイト内のコンテンツはGVA 法律事務所の監修のもと、BtoBマーケティングおよび司法書士事務所勤務経験者が所属する編集部が企画・制作しています。
GVA TECH株式会社では、「GVA 法人登記」だけでなくAI契約書レビュー支援クラウド「GVA assist」などのリーガルテックサービスを提供しています。