スタートアップの資本政策の中でも重要な意思決定の一つがストックオプション(SO)の付与でしょう。創業直後の資金調達からシリーズA、Bと、限られた外部株主中心だったのが、事業の成長とともにストックオプションで増える将来の株主を考えるフェーズです。
このストックオプション付与において考えるべき重要な論点が
①発行するストックオプションの数、株式全体に対する割合
②誰にどれだけ付与するか
の2点でしょう。
本記事では上記のうち、ストックオプションの付与率(株式全体に対する割合)について一般例を踏まえながら紹介します。
自分で変更登記をするなら司法書士監修のGVA 法人登記が便利です
必要情報をフォームに入力するだけでかんたん書類作成
費用と時間を抑えて変更登記申請したい方におススメです
【各リンクからお進みください】
①会員登録前に利用方法を確認できる無料体験実施中
②GVA 法人登記の料金案内(専門家に依頼する場合と比較できます)
③オンラインサービスを利用して登記手続きを検討されている方はこちら
ストックオプションの付与比率とは?
発行済の株式総数に対して、ストックオプションをどれだけの比率で付与するかの比率です。
ストックオプションと聞くと、誰にどれだけ付与するかがテーマになりやすいですが、その前に、将来の株主構成などを踏まえて適正な付与率を決めるというプロセスがあるのです。
スタートアップにおける一般的なストックオプション付与比率
一般的なスタートアップでは10%~15%程度となることが多いです。もちろん15%を超える企業もあるでしょう。
十分な数のストックオプションが発行できないとインセンティブプランも難しくなり、採用のハードルが上がってしまいます。
その一方で、ストックオプションが多すぎると、会社がIPO後の権利行使によって株式数が大量に増えます。これにより株式価値の希薄化が生じ、株価の安定性が下がる懸念があるとされています。
これらを踏まえて、資本政策を策定して、資金調達を実施していきましょう。
ストックオプションを発行したら登記申請が必要です
株式会社が、ストックオプションを含む新株予約権を発行したら、割当日から2週間以内に会社の登記簿に変更を申請する必要があります。
ストックオプションの登記で記載される項目は多岐にわたります。
- 新株予約権の名称(「第◯回 新株予約権」などの形式が多い)
- 割り当てる新株予約権の数
- 新株予約権の目的である株式の種類及び数又はその数の算定方法(新株予約権を行使した時に発行される株式の種類や数、算定方法が記載されます)
- 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額又はその算定方法(行使する際に払い込む金額(行使価額)などが記載されます)
- 新株予約権を行使することができる期間
- 新株予約権の行使の条件(退職した場合は行使できない、といった条件が定められています)
- 会社が新株予約権を取得することができる事由及び取得の条件
- 新株予約権の発行日
登記申請が必要な他の項目に比較して、ストックオプションの登記は複雑になる傾向があります。しっかり理解して専門家に相談するか、専用の支援サービスの活用をおすすめします。
法務局に行かずに変更登記するならGVA 法人登記
期間限定、GVA 法人登記で利用できる1,000円分の割引クーポンを配布中!
【クーポン利用手順】
①GVA 法人登記サービスの会員登録(無料)
②会員登録後、書類購入時に【 Ug3JNAS7sB 】を入力ください。
\Webでカンタン自分で変更登記/
執筆者:GVA 法人登記 編集部(GVA TECH株式会社)/ 監修:GVA 法律事務所 コーポレートチーム
本Webサイト内のコンテンツはGVA 法律事務所の監修のもと、BtoBマーケティングおよび司法書士事務所勤務経験者が所属する編集部が企画・制作しています。
GVA TECH株式会社では、「GVA 法人登記」だけでなくAI契約書レビュー支援クラウド「GVA assist」などのリーガルテックサービスを提供しています。