株主管理や配当実務の課題を解決するためにShares(シェアーズ)を立ち上げました(株式会社Qureテクノロジーズ)

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 株主管理や配当実務の課題を解決するためにShares(シェアーズ)を立ち上げました

株式会社Qureテクノロジーズ様は株主名簿管理のクラウドサービス「Shares(シェアーズ)」を、バックオフィス効率化システム「Qurebookシリーズ」として提供しているスタートアップ企業です。「株主名簿管理」と聞くとニッチな分野だと感じますが、ノウハウが一般化されにくく、法令との関わりも密接なため課題が生まれやすい領域でもあります。

本日は、会社およびSharesを立ち上げられたきっかけやサービスの特徴について代表取締役の矢島 達朗様にお話を伺いました。

GVA 法人登記の利用においても、登記書類作成時に株主リストの作成が必要な場合もあり、領域も近く親近感を感じるサービスです。今後サービス間の連携も見据え、この度のインタビューに至りました。

Webサービス開発の経験はありませんでしたが、株主管理に大きな課題があると感じて創業しました

ーー会社や事業内容、創業の経緯などについて教えてください

会社の設立は2018年10月です。私と、高校の同級生で公認会計士の中村とで設立しました。事業内容は経営管理を支援するクラウドサービスの開発・運営や経営管理におけるDX化の支援です。


もともとは中村が企業の監査の現場経験が豊富で、手作業で苦労しながらエクセルやアクセスを駆使してデータ管理している現場が多かったことから、そこに大きな課題があると感じたのが原体験でした。私はデザイン系のキャリアがあり、その経験を生かせば使いやすいUI・UXデザインのサービスを作れるだろうと思い開発を始めることにしました。

代表取締役の矢島 達朗様


そこで感じた課題をシステムで効率化できないかと考えたのが会社設立のきっかけです。解決するアプローチとして、効率的な方法をノウハウ化して提供するなども考えましたが、最終的にクラウドサービスとして提供したほうがいいこと、そのやり方であれば会社を設立したほうがいいと考えました。

実は高校を卒業してからしばらく会う機会はなかったのですが、あるとき中村から「こういうサービスを作りたいんだけど」と連絡があり、設立に至りました。理想のシステムを実現させるため、プログラミングを学習し、外注協力会社の力も借りながら2019年12月に「Shares」をサービス開始しました。

Sharesは株主管理や手続きがオンラインでできるSaaS型のサービスです

ーー「Shares」とはどんなサービスでしょうか?

Shares」は、クラウド上で株主名簿を作成し、株主管理に関するさまざまな手続きがオンラインでできるSaaS型のサービスで、大きく分けて以下のような機能があります。

  • 株主リスト作成
  • 株主総会の決議事項の登録
  • 株主への招集通知の発行・メール通知
  • 配当金や源泉徴収額の計算
  • 配当の振込用リストの作成
  • 株主総会決議事項への電子投票機能


Sharesの他にも、株主管理や株主総会運営を効率化するサービスはいくつかありますが、Sharesは株主管理において発生する事務手続きの効率化をターゲットにしていることが特徴です。

また上記機能にはありませんが、法改正とともに必要となる新しい機能(例:株主総会の電子対応など)にも随時対応していく予定です。

Shares(シェアーズ) サービスサイト


ーーどんなきっかけでサービスを立ち上げられたのでしょうか?

会社を設立するときに「経営管理におけるDX」を支援するサービスの方向性としていくつかの構想がありました。

なかでも資金調達や資本政策は会社においても重要な業務で、会社の成長に伴って株主が増えるのに比例して管理の手間や押さえておくべき論点も増えますし、失敗したらやり直しにくいという特性もあります。まず株主名簿をデータの基盤として提供することで、そこを足がかりに関連サービスを増やしやすいのでは、という考えもありまずは株主管理を効率化するサービスを展開することにしました。

ーー従来の株主管理にはどんな課題があったのでしょうか?

株主や配当の管理業務においては専用のSaaSやアプリケーションもないため、どの企業もエクセルやアクセスなど汎用的なオフィスソフトを自社用にカスタマイズして管理の基盤を作っています。

当然ですがこれらのオフィスソフトはそもそも株主管理のためのものではないので、まず管理の土台となるファイルを作るだけでもかなりの時間がかかっています。管理部門だけでなく社内システム部門のリソースが必要になることもあります。

一度土台となるファイルを作っても会社のフェーズが変わり、持株会の設立やストックオプション発行などを経ることでさらに管理は複雑になり、その度に作った基盤の改修が必要になり負担がかかっています。

また、配当計算、株主名簿作成、招集通知など、法令で定められた手続きや書類作成も多く、総務や経理部門の実務面での負担も大きいです。上場企業であれば株主名簿管理人として信託銀行に事務を委託したりアドバイスを受けることもできますが、未上場の会社では自社で管理せざるをえないため、負担が大きい上になかなか手法も標準化されません。

株主管理機能


ーーどんな企業をターゲットとして想定されていますか?(業種、社員数、フェーズなど)

株主名簿の管理が対象のサービスなので、必然的にある程度の株主数がいる企業が前提になります。

オーナー以外の株主がいて、上場準備フェーズの前くらいの規模の会社が中心です。上場すれば株主名簿管理人の管理下になりますが、それより前の、自社で管理する必要がある企業が対象です。上場前の規模というと急成長するスタートアップ企業をイメージしますが、歴史のある非上場企業でも取引先や金融機関などの株主が多数いたり、従業員持株制度がある場合などはニーズがあると考えています。

上場企業そのものだと対象外になりますが、その子会社や、合弁会社などであれば対象になることもあります。業種や会社の新しさはあまり関係ないと思います。

株主総会の決議事項の機能


作業の効率化はもちろんですが、入力ミスや次年度利用時の準備の手間を軽減できます

ーー従来の手法と比較したときの違いやメリットを教えてください。

大きく分けて2つあります。

ひとつは株主事務が簡単にできることです。Sharesは株主事務に特化したクラウドサービスなので、会社ごとにオフィスソフトをカスタマイズすることも不要です。
もうひとつは時間の効率化です。入力作業が軽減されるのはもちろん、一度データが入力されれば集計したり再利用するための準備は不要になります。これにより入力ミスや、次回利用(次年度)の際の準備の手間を解消できます。

ーーSharesを試してみたい方向けに、無料トライアルや料金プランについて教えてください。

プランは、無料で使えるフリー、有料のスダンダード、プレミアムの3種類を用意しています。有料プランはどちらも1ヶ月無料でトライアル利用が可能です。

プランごとには以下のような機能の違いがあります。

フリー:株主名簿の作成のみ
スタンダード:フリーの機能+各種リストへの出力、配当計算
プレミアム:スタンダードの機能+株主総会管理

プランは会社におけるニーズに応じて選んで頂くことを想定しています。株主事務は毎年決まったタイミングに同じ業務が発生する会社が多いので、頻繁に変えるというより現在のニーズに合うサービスがどれになるかが重要と考えています。

各プランの機能、月額料金


ーー最後に、この記事をご覧の方にメッセージをお願いします。

機能はまだまだ成長段階で、すべてをカバーできない部分もありますが今後も精力的に機能拡充していきます。無料のプランやトライアルもありますので、まずは試していただければと思います。

ーーどうもありがとうございました。

執筆者:GVA 法人登記 編集部(GVA TECH株式会社)

GVA 法人登記のマーケティングやコンテンツ作成を担当しています。GVA TECH株式会社では、オンライン登記書類作成サービス「GVA 法人登記」や契約書チェック支援支援「GVA assist」などのリーガルテックサービスを提供しています。

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