ーー御社の事業内容を教えてください
2020年2月に創業して、FlyleというプロダクトマネジメントSaaSを提供しています。顧客フィードバック収集から、ステークホルダーとのコミュニケーション、開発の優先度策定、プロダクトバックログへの反映までを一貫してサポートするサービスです。
2021年6月に外部投資家から資金調達を発表すると同時に、Flyleの製品版の提供を開始しました。BtoB SaaSを中心としながら、直近では、人材、メディア、不動産、東証一部上場企業など様々な企業で導入・活用が進んでいます。
ーーこれまで経験された登記業務の状況や課題を教えてください
今まで代表取締役の住所変更1回、本店移転1回、募集株式の発行(増資)を1回していて、今回はストックオプションの発行でした。前回まではいろいろな士業・専門家が集まる総合事務所にお願いしていて、その都度その道の専門家につないでもらっていました。専任の方という感じではありませんでした。
これまでの登記申請に関わる課題としては、経済的コストはもちろんですが、コミュニケーションコストがかかってしまうといったものがありました。
登記コラムでストックオプションについて詳細に解説されていたこともありGVA 法人登記に決めました。
ーーGVA 法人登記を知ったきっかけを教えて下さい
登記は、最初からできる限り慎重にやろうとは思っていましたが、資金調達して外部株主が入り関係者が増えたため、、今までよりも早い段階から必要手続きを想定して動かないと、という意識が高まって自分でいろいろと検索して調べていました。
ストックオプション発行の登記に関するキーワードで検索していたところ、GVAのコラムを見つけ、そこからGVA 法人登記のサービスにたどり着きました。
ーーGVA 法人登記を使ってみようと思われた決め手は何でしたか?
ストックオプションについて検索するとさまざまな情報が出てくるのですが、情報源が不透明で信用して良いのかわからない情報も多かったです。専門家によって運営されており、詳細でわかりやすく解説されているGVA 法人登記なら安心して利用できそうだと思いました。
ゼロから入力するだけでなく既存の書類からデータを移すことも想定して設計されている点がよかったです。
ーーGVA 法人登記を使ってみてのご感想はいかがでしたでしょうか?
登記申請に必要な情報をゼロから入力するだけではなく、既存の書類からデータを移す機能があったり、間違ってはいけない数字を間違えないように入力フォームが設計されている点がよかったです。
登記情報PDFの自動反映機能は使いませんでしたが、スプレッドシートからそのまま株主リストに貼り付けできるところや、株式の総数が合わないと先に進めないところなど、間違わないように工夫して設計されているところが助かりました。
また、ストックオプション発行の登記に対応しているオンラインサービスは、GVA 法人登記だけでしたのでそこに価値を感じました。インターネットで検索してもストックオプション発行の登記書類雛形は見つかりませんし、意外にも法務局のホームページに雛形がなかったので大変助かりました。
GVA 法人登記で作成できる書類をベースにストックオプション発行の登記ができたのはよかったです。
GVA 法人登記を使う場合も専門家にお願いする場合も自分の工数は変わりませんでした。
ーーGVA 法人登記の費用感はいかがでしたか?
ストックオプション発行の登記は専門家だと報酬が10万円くらいかかる点を考えると、GVA 法人登記の3万円という費用感はちょうどよかったです。
専門家にお願いする場合も、必要な情報を渡すための工数はかかってしまうので、GVA 法人登記を使うのと実はあまり工数が変わりませんでした。
ーーGVA 法人登記を使ってみてのご要望などはございますか?
優先株式の対応ができればと思います。弊社のようなスタートアップ企業は優先株式のスキームを利用して資金調達しているケースが多いと思います。
また、登記種類についての要望ではありませんが、ストックオプション発行の登記に必要な情報を入力して書類を作成した後、直接書類を編集できる領域が増やせるとよいと思いました。