ーー御社の事業内容を教えてください。
会社は設立してちょうど2期が経ったところです。家内が代表で、私との2名で運営しています。私は厳密には業務執行社員なのですが、取引先や金融機関など対外的なわかりやすさを考慮して専務という肩書にしています。
事業内容は、インスタグラムなどのSNSやYouTubeなどの動画プラットフォームでの情報発信やマーケティングをしたい方向けのスクール運営です。生徒となる方は法人や個人事業主の方も多いですが、副業でSNSを活用する機会のある会社員や主婦の方などの受講も増えています。そのほか広告運用の企業向け支援も行っていましたが、現在はスクール運営がメインの事業になっています。
司法書士に依頼していて不満はありませんでしたが、打ち合わせが必要なのは手間に感じていました
ーーこれまで経験された登記業務の状況や課題を教えてください
この会社を設立する前は会社員だったので、初めての会社設立でした。設立時は知人から紹介してもらった司法書士に定款作成から登記申請まですべてお願いしました。ほぼ丸投げだったので書類作成や申請の面で苦労することはありませんでしたが、何度も足を運んで打ち合わせするのが少し手間だなと感じることはありました。
ーーこれまで変更登記が発生したことはありますか?
会社設立後の変更登記としては、一度代表社員の変更が発生したことがあります。設立時は私のみだったのですが、家内が代表社員として加入する手続きです。その時は設立登記と同じ司法書士の方にお願いしました。手続きはすべてやっていただけたので不満はありませんが、打ち合わせで何度か訪問する必要があったのと、忘れ物や、後で必要なことがわかったものをを取りに帰ることがあり不便に感じていました。
「登記申請は自分でできる」と知ったのがGVA 法人登記を利用するきっかけでした
ーーGVA 法人登記を知ったきっかけを教えてください
今回は本店移転で、秋田から仙台への管轄外の移転だったため、どこの司法書士にお願いすればいいのだろう?という疑問がありました。いつもの司法書士にお願いすればいいのかどうかよくわからなかったんです。
そんな最中にYouTubeを見ていて、実は登記申請は自分でもできるということを知りました。さらに調べると、最近はネット上のサービスで書類を作成するという選択肢があることも知りました。さすがにゼロから書類を作成するのは現実的ではないと思っていたところにGVA 法人登記を見つけました。いくつかサービスを比較しましたが、GVA 法人登記が一番規模が大きく利用者数も多そうだったので使ってみることにしました。
ーーGVA 法人登記を使ってみようと思われた理由・期待したことは何でしたか?
サービスを利用するにあたっては、実は費用面での期待も大きかったです。司法書士にお願いすると、設立で10万円くらい、代表者の変更で10万円弱がかかりました。今回は管轄外の本店移転なので印紙だけで6万円かかりますし、総額だと15〜16万円かかる想定でしたので、できるだけ安い方法がないかと考えていました。
最初にGVA 法人登記で書類を作成したときは、書類だけ作成して収入印紙や郵送の準備は自分でやるものだと思っていたんです。ただ、購入してから郵送オプションや収入印紙が買えるのを見つけて追加購入しました。金額を重視していたとはいえ、できるだけ手間をかけずにできることが前提だったので費用対効果が合うなら自分で法務局に足を運ぶよりもだいぶ早いだろうと思っていました。
登記申請する情報を入力して、できあがった書類をダウンロードするだけ。想像以上でしたね
ーーGVA 法人登記を使ってみてのご感想はいかがでしたでしょうか?
当初期待していた以上の体験でした。
当初は、サービスを使ったとしてもなんだかんだで結局は自分でも書類を用意したりと手間が発生するものだと思っていたんです。ですが、登記申請する情報を入力して、できあがった書類をダウンロードしてから追加で記入することもありませんでした。本当にWebからの入力だけで済んだのは想像以上でしたね。
ーーGVA 法人登記へのご要望などはございますか?
登記申請後に、定款をアップデートできる仕組みがあるといいと思いました。
会社設立の際に定款を作りましたが、司法書士に丸投げしていたので自分ではノータッチだったんです。後になってから「そういえば定款って最初の頃作ったな」という感じです。今回登記申請した後に、税理士から「(アップデートされた)新しい定款はありますか?」と聞かれたんです。このときは最初の定款を修正して対応しましたが、登記申請のたびに定款の該当箇所がアップデートできるといいと思いました。
登記以外だと、商標登録を3月に申請しました。YouTubeでで知った横浜の弁理士法人にお願いしました。遠方でしたが直接会うことなくメールのやりとりでできたので、特段手間を感じることはなかったのですが、申請する区分で金額が大きく異なるのは今回始めて知りましたね。あとは補助金も今後活用したいのですが、弊社が申請すべき補助金がどれなのか見つける方法は課題だなと感じています。