ーー御社の事業内容を教えてください。
合同会社kipplesでは、企業の広報やマーケティング、コミュニケーション領域の課題をコンサルティングなどで支援しています。他にもクラフトビールのバーを経営したり、社外での活動として3つの一般社団法人の理事にも就任しています。
過去にも飲食店やレコードバー経営を目的に合同会社を設立したことがあります。その前は名刺管理のSaaS企業に在籍していたり、ベンチャー企業の創業役員を務めたこともあります。他の人と比較すると、法人の種類や働き方まで含めて幅広い経験をしているほうかなと思います。若い頃からやりたいことがあればそれに最適な組織形態を選んだり、仕事する場所を変えたり引っ越すのは自然という感覚でしたので、法人を新たに作ることへのハードルは低いかもしれないですね。
ビールを注ぐ様子
自分の知識でカバーできないことや、より良い選択肢のために士業のアドバイスを受けることは多いですね
ーーこれまで経験された登記業務の状況や課題を教えてください
会社設立から関わったケースでいうと、出資者や関係する人数が多かったり一般社団法人のようなケースでは税理士や会計士のアドバイスを受けながら進めました。自分ひとりでの設立や、現在のkipplesのようなコンパクトなケースでは自力で手続きする比率が大きいですが、どちらにしても専門家からアドバイスなどの支援を受けながら進めることが多いですね。
自力だけだと手間がかかるというのもありますが、それよりも自分の知識だけではカバーできない法律面のルール、もっと良い選択肢や検討すべきポイントがあるかもしれないというのが理由です。
例えば、一般的には合同会社は手続きの簡単な会社種類といわれていますが、実は設立のやり方によっては株式会社でも労力はそれほど変わらないといった点です。最近も会社の登記簿謄本の代表者住所を非表示にできるようになるニュースがありましたが、対象は株式会社限定なので、今後は会社作るなら株式会社のほうがメリットが大きい、となってくる可能性もありますよね。このような変更点や、できるだけその時点で最適な方法を取れるように専門家に支援してもらっています。
ーーこれまで変更登記が発生したことはありますか？
現在の会社では、変更登記はほとんど発生したことはないですね。一般社団法人では理事変更をすることがありました。そのときは顧問税理士経由で士業の方にお願いしました。ワンストップで依頼できたこともあり、変更登記が自分の課題として顕在化することは少なかったですね。
ちょうど登記申請する機会ができたので、以前から知っていたGVA 法人登記を使ってみることにしました
ーーGVA 法人登記を知ったきっかけを教えてください
私は普段からスタートアップ企業に関わることが多いこともあり、GovTechや行政系のDXが進んでいることは知っていました。もちろんGVA 法人登記も知っており、ちょうど今回登記変更する機会ができたのでせっかくだから使ってみることにしました。念のため、他のサービスやオンライン申請の状況なども調べましたが、やはりGVA 法人登記の名前が出てくることが多かったですね。
ーーGVA 法人登記を使ってみようと思われた理由・期待したことは何でしたか？
GovTech関連サービスの中には、表向きはブラウザやアプリから完結しているように見えても入力や本人認証が手間だったり、実は裏側で人が動いていて時間がかかるサービスもあるのでは？という印象がありました。GVA 法人登記は実際のところどうなんだろう？本当に手間なくスピーディに申請できるのか、ものは試しという感覚でした。
できるだけアウトソーシングするポリシーなので、まるごとおまかせプランを選択しました
ーーGVA 法人登記を使ってみてのご感想はいかがでしたでしょうか？
実は時間や手間がかかる、といったこともなく登記申請できました。
あまりにもあっさり登記申請できたので拍子抜けしたくらいです。今回は本店移転と目的変更を予定していたのですが、後から目的変更は不要なことがわかって本店移転のみでまるごとおまかせプランを利用しました。私は、時間がかかることや自分がやるべきでないことはできるだけアウトソーシングするポリシーなので、書類の印刷や製本もお願いしてしまったほうがいいと思ってプランを選択しました。無理に節約するために自分でやって間違ったり余計に時間かかってしまったら本末転倒ですよね。
ーーGVA 法人登記を使ってみてのご要望などはございますか？
本当にスムーズに書類作成ができてしまったので、正直なところ要望はないんですよね。強いて言えば、法律的には難しいとは思うのですが法務局への送付までお願いできればいいなというくらいです。
登記申請以外だと、例えば補助金申請における調べる手間や手続きの難しさが解消できれば、と感じることはあります。